アメリカ赴任・駐在が決まった時、私が真っ先に調べたことの1つが、これから生活する家・アパートメントに関してです。
私は、「アメリカ 駐在 家」や「カリフォルニア駐在 アパート」と検索して、家賃相場はどれくらいなのか、広さや間取りなど、情報を収集したことを覚えています。
会社が所有する寮や、指定された家に滞在する方以外は、自分で引越し先を決め、契約を行う必要がありますので、事前準備から進められることをおすすめします。
まずは前任者や経験者から情報を得よう!
駐在員・前任者が住んでいるエリア
基本的には前任者が住んでいた地域が有力な候補の1つになるかと思います。
多くの駐在員を派遣している大企業や昔から駐在員を派遣している会社は、住居に関しての情報が蓄積され、かつ近況のアップデートが頻繁に行われているでしょうから、迷うことは少ないかもしれません。
ただここで注意したいのは、単身か家族帯同かでは大きく状況が変わってくる点です。
家族帯同の駐在員向けのエリアは、基本的には日本人学校やインターナショナルスクールにアクセスが容易かつ、部屋の間取りも家族向けで広めなことが多いです。
そして、住居選択の最重要ポイントは治安と教育になりますので、必ずしも単身者にとって、住みやすいエリアであるとは限りません。
逆に単身者にとっては、勤務先や交通機関、繁華街や遊び場など利便性の高いエリアが住居選択のポイントになると思います。
どちらにしても治安に関しては重要ポイントですが、教育の観点が入ってくるかどうかで違いが出ます。
駐在環境によって変わってきますので、そこも踏まえ前任者に聞いてみることをおすすめします。
住居・家賃補助に関して
一般的には企業が駐在員に向けて、一部もしくは全額の補助を出しているケースが多いです。
昨今、駐在員の待遇は昔と比べて悪くなっているという話をよく耳にしますが、それでも一般的に日本の都会に住むよりも、広くて充実した家に住めるのではないでしょうか。
家賃補助ですが、年収に含まれているケースや、定額の補助があるケース、上限があるものの実費全額を補助してもらえるケースなど会社によりまちまちです。
私の周りは、定額の補助と上限までは実費全額補助のパターンが多いと感じております。
金額ですが、赴任地の物価や駐在員の役職などを考慮して決定されるケースが主流です。
アメリカのニューヨークやカリフォルニアなどは、賃貸物件の価格が年々上昇しており、かなり手厚い補助を受けている駐在員は多いです。
経験上ですが、アパートメントで家族帯同の場合は、2ベットムーム・2バスムーム(もしくは3,3)のタイプが多く、単身(独身)の場合は1ベットルーム・1バスルームの方もいらっしゃいます。
2ベットルーム・2バスルームというのは、リビング・ダイニングに加え、寝室とバスルームが2部屋ずつある間取りを指します。大体の面積は100-150㎡くらいでしょうか。
日本風に言うと、2LDKにバスルーム2つと考えれば良いかと思います。
家賃はエリアにも寄るところが大きいですが、2-30代で夫婦・子供1人と仮定して、2ベットルーム・2バスルームで月あたり2,000-5,000US$あたりが相場でしょうか。
ニューヨークのマンハッタンやカリフォルニアのベイエリアなどは地価が高騰しており、賃貸価格もバブルが起きているので、5,000US$を超える物件に住んでいる人もいます。
逆に地方であれば3,000US$もあれば十分な高級エリアに住めることもあります。
まず住居・家賃補助のルールの確認と、会社からのおおよその補助額が分かると今後準備がしやすいかと思います。
一軒家かアパートか?
これも事前準備に当たっては重要なところです。
アメリカ駐在の場合、子供の有無が選択に大きく影響するかと思います。
単身(独身)もしくは家族同伴で子供なし: アパートメント
家族同伴で子供あり: 一軒家
子供の年齢が高くなればなるほど、一軒家を好む家族が多いような気がします。
以下、それぞれのメリット、デメリットを書き出してみました。
アパートメントのメリット・デメリット
メリット
- ジム、プール、子供の遊び場など共有スペースが充実
- 建物全体の修理・清掃、郵便物の管理などの雑務はリーシングオフィスが対応
- ゲートや警備員などセキュリティ面での安心感
デメリット
- 左右上下の隣人との騒音トラブルの可能性
- 一軒家に比べると狭い
- 退去時のトラブル少ない
一軒家のメリット・デメリット
メリット
- とにかく広い(プールなどがある場合もあり)
- オーナーとの交渉次第では、家賃交渉を出来る可能性がある
- 騒音トラブルが少なめ
デメリット
- 家の修理・管理は自身で行う必要あり
- 退去時のトラブル多め(個人オーナーが多いため)
- 水道光熱費が高め
個人的には、駐在員の場合は期限があり、また出張などで家族だけでの生活の場合を考慮すると、アパートメントがおすすめです。
駐在前の私のイメージは、一軒家の豪邸でしたので、理想と現実に悩まれることになる駐在予定者も多いかもしれませんが、、、。笑
アメリカの家探しでおすすめな不動産検索サイト
アメリカの不動産検索サイトの中で、おすすめなサイトを3つ紹介します。
Zillow(ジロウ)
不動産検索サイトで全米No.1シェアを誇るのがZillow(ジロウ)です。
賃貸の掲載数が多く、利用者にとって選択肢が広がる点が人気の理由です。
Trulia(トゥルーリア)
こちらも有名な不動産検索サイトです。
Zillowと人気を二分していたサイトですが、実は数年前にZillowに買収されております。
買収後もTruliaのサービス自体は、継続されており、サイト自体が使いやすく、自分に合った条件での検索が容易です。
Apartmentguide(アパートメントガイド)
こちらも一般的な不動産検索サイトとして、広く認知されているサービスです。
上記2つがおすすめですので、サブ的な利用をおすすめします。
時間に余裕がある時に不動産検索サイトを使って、あらかじめ地域や相場を確認して、何個か候補を上げておくことをおすすめします。
事前準備としては後回しになりがちですが、数年住むことになる家ですので、良い物件に出会えるといいですね。
事前準備に関しては、下記記事も書いているので是非ご覧ください。
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