公的な手続きに必要不可欠な証明写真。
アメリカのビザ申請時にも提出が必須ですが、データと写真両方が必要であったり、求められる規格が厳しかったりと、なかなか準備が大変です。
今回は、アメリカのビザ申請時に必要となる証明写真の規格や注意点、同一の証明写真が利用できる手続きを紹介したいと思います。
アメリカの非移民ビザで求められる証明写真は全て同じ規格
アメリカの非移民ビザの種類はとても多く、提出が求められる書類はビザの種類によって異なります。
駐在員や帯同家族のビザとして一般的なのは、Lビザ、Eビザ、H1-Bビザで、駐在員という例を1つとっても種類が多く、非常に複雑です。
しかしビザ申請時に求められる証明写真自体は全て同じですので、留学を考えている学生向けのFビザなどを申請される方も、以下を読み進めてもらえれば失敗は無いかと思います。
アメリカのビザ申請用証明写真の注意点
データと写真の提出が必要
データと現物の写真の2種類の準備が必須です。
データはウェブ上でデータ入力時にアップロードが必要で、写真本体は面接時に持参することが求められています。
求められる規格が厳しいため、特に注意が必要です。
以下を参考にしてください。
6か月以内に撮影が必要
申請時から逆算し、6ヶ月以内の撮影が必要です。
背景は白色かオフホワイト
白またはオフホワイトで、模様のない無背景で撮影してください。
背景は指定しないと水色やパステルカラーになることが一般的ですので、注意が必要です。
写真のサイズは51mm×51mmの正方形
現物の写真は51mm×51mmの正方形である必要があります。
また以下の図のように、写真内の頭のサイズや目の位置まで指定がありますので、注意が必要です。
ファイルサイズは240KB以下
ファイルサイズは240KB以下である必要があります。
どうしてもファイルサイズが大きくなりがちで、この制限が意外に厳しく、自分で加工する場合には、苦労します。
写真データの確認方法
下記URLから、データが要件を満たしているか事前に確認することが可能です。
確認の仕方は以下の通りです。
【SELECT ONE】のプルダウンから、JAPANを選びます。JAPANであればOSAKA/NAHA/TOKYOのどれを選んでも大丈夫です。
JAPANを選ぶと、自動的に上記の表示が出てきますので、【Test Photo】をクリックします。
【ファイルを選択】をクリックし、JPEG/JFIF形式の写真を選び、アップロードします。
右下の【Next: Upload Selected Photo】をクリックし、緑の✔が出ればOK、赤の!が出れば何かしらエラーがあるということなので、再確認しましょう。
慣れている写真屋へ行くのが一番効率的!
要件を満たすためには、上記の点に注意する必要がありますので、1番手っ取り早いのは、ビザ用の写真撮影に慣れている写真屋さんに行くことです。
以下の用件書を印刷していくと間違い無いかと思います。
http://japan2.usembassy.gov/pdfs/wwwf-visa-photos-ej.pdf
パスポート、運転免許証、国際運転免許証の証明写真としても活用可能
アメリカのビザ用写真はパスポートや運転免許証、国際運転免許証などにも利用することができます。
それぞれ求められるサイズが違いますが、データをトリミングするなどして印刷すれば、また撮り直す必要もありません。
参考までにそれぞれの規格は以下の通りです。
パスポート 45mm(縦)×35mm(横)
運転免許証 30mm(縦)×24mm(横)
国際運転免許証 50mm(縦)×40mm(横)
ビザを含め、複数更新や発行する必要がある人は、一度の撮影で済ませられるよう、事前に規格を調べることをおすすめします。
渡航前の準備
パスポートの更新については、下記記事もご覧ください。
その他、渡航準備についても記事を書いているのでぜひご覧ください。
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