海外赴任することになったら、日本の携帯電話の契約はどうするべきでしょうか。
「一時帰国や帰国後のことを考えると、今まで使っていた番号は変えずに継続したい。でも利用していないのに手数料を支払うのは嫌だ…」
と皆さん悩まれるかと思います。
そこで、今回は契約の休止手続きを踏まずに0円で携帯電話番号を保持する方法を紹介したいと思います。
契約を休止した場合の費用について
まずは、各大手キャリアで契約を休止した場合どのくらい費用が掛かるのかまとめました。
docomo | au | Softbank | |
---|---|---|---|
手数料 | 1,100円 | 2,200円 | ― |
月額料金 | 550円+ユニバーサルサービス料 | 409円+ユニバーサルサービス料等 | 429円 |
期限 | 最大3年 | 最大5年 | 最大5年 |
※2022年2月時点の情報になります。詳細は各社HPをご参照ください。
例えばドコモだと、1年間休止した場合…
1,100円+550円×12=7,700円 年間7,700円の費用が掛かってしまいます!!!
携帯を利用していないのに、電話番号を保持するためだけに費用が掛かってしまうのは非常にもったいないですよね。
番号を保持するためのおすすめキャリア
■楽天モバイル
私は最近まで楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」を利用していました。月額利用1GB以下は無料のプランです。
しかし、2022年5月 楽天モバイルの0円プランが終了することが発表されました!
これまで月間1GBまでは無料でしたが、7月1日※からは利用データ量が1GB未満の場合も1078円の月額料金がかかってしまいますので、ご注意ください。
※移行期間として、2022年10月末までの最大4カ月間は月額データ利用量が1GB以下の場合、月額料金が実質無料となるようです。なお9,10月分は1,081円/月 相当額分が期間限定ポイントで後日楽天ポイントとして付与となります。
■povo
auの格安プランpovo2.0は“基本料0円”でデータや通話、コンテンツをトッピングとして選んで使うサービスとなっています。
つまり、データや通話などのトッピングをせずに利用すれば「基本料0円」のまま使いつづけられるのです。
しかしpovoの利用には注意点があります。「基本料0円」についてこんな注意書きがありました…!
“別途所定の手数料等の費用がかかる場合があります。180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。”
https://povo.jp/spec/?gid=povo-top-20000
約6か月(180日間)利用がない場合は利用停止、契約解除になるようです!
とはいえ、半年に一回トッピングを購入すれば利用停止にはならないとのこと。
トッピングは安いもので「データ使い放題(24時間)330円」や「データ追加1GB(7日間)370円」から選ぶことができるようです。
楽天モバイルのように”0円”というわけにはいきませんが、大手キャリアで休止手続きをするよりも、断然お得に使い続けられることに違いはありません。
なお、povoは国際ローミングには対応していないようなので、その点はご注意ください。(2022年6月時点)
キャリアの切り替え手続き
一時帰国のタイミングに合わせて、私はpovo2.0へと切り替えを行いました。
楽天モバイルでのMNP予約番号取得からpovoへの加入手続きまで、すべてオンラインで完結し、とてもスムーズでした。
eSIMを利用すれば、切り替えまでは早くて1日で完了できてしまいますので、時間がない方にもオススメです。
※夜(午後8時〜翌午前9時30分)に申し込みをした場合は、利用開始が翌日午前9時30分となりますのでご注意ください。
ちなみに、契約会社を変える際にはMNP転出の手続きが必要ですが、MNPについてのガイドライン改正により、「MNP転出事務手数料」は2021年4月以降無料となっています。MNP予約番号の申し込みはWebでもできるようになったので、以前よりも携帯会社の乗り換えのハードルが低くなって嬉しいですよね。
※対面や電話などの手続きの場合、手数料がかかる場合もあります。
いままでは携帯番号の保持には費用が掛かってしまうものでしたが、格安SIMや新たなキャリアの登場により以前よりお得に携帯番号を保持することができるようになりうれしい限りです。
皆さんもぜひ検討してみてください。
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