海外に行く時に重要な現地通貨の確保。
クレジットカードやスマートフォンの普及に伴い、ほとんどの決済がキャッシュレスでできる国も増えてきました。
しかし未だに、現金が必要なケースもあり、現地通貨の準備が必要です。
今回紹介するのは、海外出張が多い方、海外旅行が好きな方が持っていると非常に便利なカードです。
アメリカへ駐在・赴任する駐在員、もしくは長期出張を予定している方に、特におすすめの使い方がありますので、最後までご覧ください。
住信SBIネット銀行のデビット付きキャッシュカード【ミライノ デビット】とは?
ネット銀行である住信SBIネット銀行の口座を開設すると、送られてくる年会費無料のキャッシュカードです。
このミライノ デビットは、キャッシュカードとデビットカードの両機能を有しており、日本国内のみならず、海外でも利用可能です。
国際ブランドはVisaとMasterの2種類から選ぶことができます。
【ミライノ デビット】の特徴
海外のATMから現地通貨を引き出せる
VisaであればPlusのマーク、MasterはCirrusのマークが付いているATMであれば、日本の銀行口座から直接、現地通貨が引き出せます。
日本円から両替する必要はなく、空港・街中・ホテル・スーパーなどATMさえあれば、その場で現金を手に入れることができます。
大量の現金を持ち歩く必要もありません。
複数の国を出張や旅行で回る場合も、このカード1枚あれば十分です。
私自身、海外出張と海外旅行で長らく愛用しております。
計30ヵ国以上で現地通貨の引き出しを試みてきますが、1度も不具合なく利用できています。
両替の心配もありませんし、現金が足りないという不安がないのが大きいです。
デビットカードとして非接触決済(コンタクトレス決済)も可能
Visaであれば「Visaのタッチ決済」、Masterであれば「Mastercard®コンタクトレス」に対応しており、非接触決済(コンタクトレス決済)が可能です。
アメリカやシンガポールなどのアジア圏、イギリスや北欧を中心としたヨーロッパなど全世界共通の決済手段です。
下記のマークを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
メリットは、PINコードやサインをする必要もなく、専用端末にカードをかざして2-3秒で決済完了しますので、非常にスピーディーな点です。
日本ではマクドナルドやローソンなどが対応しています。
ATM手数料&レートが安く、他社と比べてお得!
海外のATMで日本の銀行口座から直接、現地通貨を引き出せるカードを、国際キャッシュカードと呼びます。
国際キャッシュカードを比べる時に、やはり1番気になるのが、
現地通貨をいくらで手にできるか=コストはいくらかという点です。
大きく分けてコストは2種類。
レート: 国際ブランド(VisaやMaster)が定める為替基準レート+海外事務手数料(数%)。
ATM手数料: カード会社が定める現金引き出し毎にかかる手数料。基本的に一律。
メガバンク3社も国際キャッシュカードのサービスを展開していますが、コストは総じて高いため、比較的コストが低めなネット銀行を比較してみました。
※
下記の表は、銀行の日本円口座から100ドル(米ドル)を引き出した際のコストの比較です。
各国際ブランドのレートを1ドル=100円と仮定しています。
トータルコストは住信SBIネット銀行が一番低いことがわかります。
1回当たり200ドルの引き出しでしたら、住信SBIネット銀行がお得です。
アメリカへ駐在・赴任や長期出張を予定する方におすすめする理由
ミライノ デビットには、米ドルによるショッピングまたは海外ATM利用の際に米ドル決済を指定した際に、外貨普通預金口座(米ドル)から支払い可能なサービスがあります。
また米ドルによるショッピングを行う場合、海外事務手数料と呼ばれる手数料2.5%が年間30回までポイントバックされるため、実質無料で利用することができます。
外貨普通預金口座に米ドルを保有している方は、よりお得に活用できるので、おすすめです。
一般的にアメリカで支払いをする際は、米ドル決済となります。日本のクレジットカードやデビットカードで支払いをするよりも、アメリカのクレジットカードで支払いするほうがお得になります。
なぜなら日本のクレジットカードで支払いを行うと日本円で支払い請求されるため、米ドルから日本円へ変換が行われ、海外事務手数料(為替手数料)が決済ごとに必要になるためです。
アメリカ駐在・赴任予定の方は、赴任後アメリカのクレジットカードを申請したり、給料の受け取り・クレジットカードの決済口座として、現地の銀行口座を開設すると思います。
しかし赴任直後は生活のセットアップを行う必要があるため、アパートメントの契約や車の購入、その他生活費など何かとお金が必要になることが予想されます。
要するに、アメリカのクレジットカード決済や銀行口座から米ドルを引き出せる環境になる前に、支払いが必要になる可能性が高いです。しかも想像よりお金がかかります。
そんな時、外貨普通預金口座(米ドル)から、海外事務手数料も実質無料で利用できるデビットカードの存在は大きいと思いませんか。
そして現金が必要な時は、現地のATMで現金が引き出せるのも大きな魅力ですし、赴任前の日本で手続き・準備ができるのもとても魅力的です。
ちなみにアメリカと書きましたが、米ドルが主要通貨の国であれば、上記のメリットが享受できると思います。
海外では現金の入手経路の確保とリスクヘッジが重要
ただでさえ新しい環境で、仕事や生活面で不安やプレッシャーを感じる時期なのに、お金が足りない!というような余計な心配をしたくないですし、周りにも迷惑かけたくないですよね。
逆に多くの現金を持ち運ぶことも防犯上リスクがありますので、おすすめできません。
現地の銀行口座に給料が振り込まれ、駐在生活が安定するまでは、住信SBI銀行のデビット付きキャッシュカード【ミライノ デビット】を1枚持っておくことを強くおすすめします。
駐在生活が安定してきた後も、他国への出張時にも大活躍間違いなしです。
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